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【トヨタ ブレイド150系】小さな高級車!ブレイドマスターの魅力?!中古車相場も解説

クルマ比較
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トヨタ「BLADE(ブレイド)150系」は、「洒落た大人の高級ハッチバック」を開発テーマに、トヨタブランドの最上級ハッチバックとして誕生。コンパクトなハッチバックでありながら「高級」志向を打ち出し「小さな高級車」として注目を集めたモデルです。またパワーユニットには、標準の2.4L、このクラスでは異例となる大排気量3.5L V型6気筒エンジン搭載の「ブレイドマスター」をラインナップ。今回はその誕生の背景や開発コンセプト、注目モデル「ブレイドマスター」の魅力、グレードの違いやコスパに優れる中古車相場まで解説。印象に残った1台となった、トヨタ「ブレイド 150系」その魅力に迫っていきます。

筆者
筆者

当該記事は、職業柄延べ18,000台以上の運転経験のある筆者(えーがた)が、印象に残った1台をピックアップして振り返って執筆しています。

トヨタ ブレイド150系はどんなクルマなのか

トヨタ「ブレイド150系」は、2006年12月発売。コンパクトなハッチバックでありながら、高級感とパワーを併せ持つ個性的なモデルです。姉妹車である「オーリス」とプラットフォームを共有しつつ、2.4Lや3.5Lといった大排気量エンジンを搭載し、上質な内装や走りを重視した「高級ハッチバック」として設計されました。

小さな高級車としての位置づけ

トヨタ「ブレイド150系」は、「大人しくない大人に、ショート・プレミアム」というコンセプトのもと、高級車の上質さを兼ね備えたアクティブな大人のためのハッチバック車として設定。比較的コンパクトなボディーで取り回しやすい一方、上級セダン並みの静粛性や快適性を目指し、高級感のある内装素材やシート、装備を積極的に採用しました。従来の大衆向けコンパクトカーとは一線を画し、「走りの質」と「大人が満足できる上質さ」を両立したことが特徴です。特に3.5Lエンジンを搭載した「ブレイドマスター」は、プレミアムな走行性能を求めるユーザーに向けた戦略的なモデルでした。トヨタ「ブレイド150系」は、プログレのコンセプトを受け継ぐ「小さな高級車」として、クラウンなど上位モデルからの、ダウンサイジング需要を見込んだモデルとも言えます。

誕生の背景

トヨタ「ブレイド150系」が発売された背景には、トヨタが国内市場で「高級コンパクト」という新しいジャンルを開拓したいという狙いがありました。当時はハッチバック市場が、「フォルクスワーゲン・ゴルフ」など欧州車を中心に活性化しており、品質や走行性能にこだわるユーザーが増えていました。カローラ系列のプラットフォームをベースにしつつ、より上質で個性的なモデルとしてブレイドを投入し、既存のカローラやプレミオなどとは異なるポジションを築こうとしました。その結果、販売台数よりもブランドイメージ向上や技術アピールを重視したモデルとして位置付けられたのがブレイドであると言えます。

姉妹車オーリスとの違い

トヨタ「ブレイド150系」は、トヨタ「オーリス」とプラットフォームやフロアパンの一部が共通で、これが“姉妹車(兄弟車)”と言われる所以です。日欧戦略車として開発された「オーリス」の1.5L/1.8Lガソリンエンジンに対し、国内専用車として販売された「ブレイド」には、2.4L/3.5Lガソリンエンジンを搭載、排気量の拡大によりボディーの一部とブレーキが強化されており、エクステリアデザインやリヤコンビネーションランプの意匠も異なります。またインテリアも上級車種として品質の向上が図られているなど、「オーリス」とは姉妹車となりますが、コンセプトやターゲット層が違う車と言えます。

グレード展開と新車価格

トヨタ「ブレイド150系」は、シンプルに2種類のグレード構成となっていました。発売当初の主なグレードは、2.4Lエンジン搭載のベースグレード「ブレイド」と本革&アルカンターラ(マルチアジャスタブルパワーシート)に、インダッシュ6連奏CDチェンジャー+AM/FMラジオ+6スピーカーを採用する上級「ブレイドG」、加えて新設定された3.5Lエンジン搭載モデル「ブレイドマスター」と上級「ブレイドマスターG」を設定する。新車価格は224万円〜でした。

筆者
筆者

総生産台数、約50,000台の内「ブレイドマスター」は約3,000台と希少なモデルです。

発売期間と年次改良

トヨタ「ブレイド150系」は、2006年12月〜2012年6月まで、約5年半にわたり製造・販売が行われました。この期間の年次改良では、高級感を向上させたグレードの新設定や、エクステリアデザインを変更するマイナーチェンジが実施され、ユーザーのニーズに応える進化を遂げました。2012年の販売終了後の後継はなく、その後のプレミアムコンパクトの役割は、高級車ブランド「レクサス」に引き継がれたと言えます。「ブレイド」は1代限りで姿を消しましが、今なお独自のポジションで根強いファンを持つモデルとなっています。

筆者
筆者

前期と後期でヘッドライトのデザインや内装カラーの設定が異なり、製造年ごとの改良内容を把握することが重要です。同じトヨタ「ブレイド」でも、大きく変わる点を意識して選ぶことが大切になります。

トヨタ ブレイド150系は印象に残った1台

私のそれまでのトヨタ「ブレイド150系」に対する当初のイメージは、オーリスの姉妹車であるハッチバック車などで大きな印象はありませんでした。これは当時、コンパクトなハッチバックと、プレミアムとの組み合わせがイメージできていなかった為です。しかし実際に見た「ブレイド」は、実に印象深い1台になりました。

エクステリアでは、姉妹車オーリスと大きく雰囲気が異なる、L字型のヘッドライトなどゼロクラウンを彷彿とさせる押し出しの強いフロントフェイス、リヤ周りではクリアコンビネーションランプが特徴的です。

インテリアでは、スエード調表皮を施したインストルメントパネル周りと、質感や座り心地にこだわりのあるシート、加えて上位グレードには、本革&アルカンターラシート表皮を採用。天井大型イルミネーションなどで上質さを演出するなど、大きくイメージが異なります。

そしてパワーユニットには「オーリス」の1.5L/1.8Lに対し、余裕のある標準2.4L直列4気筒エンジン(2AZ-FE型)「ブレイドマスター」には、3.5L V型6気筒エンジン(2GR-FE型)を搭載し、280馬力を発生。日常域では、コンパクトで取り回しの良さはもちろん、高級サルーンを思わせる滑らかで上質な走りが印象的。しかし一度アクセルを踏み込むと、3.5L搭載車において非常にコンパクトなボディーも相まって、NA(自然吸気エンジン)ながら強烈な加速を体感!そのパワーウェイトレシオは、80系「スープラ」ツインターボモデルと同等(5.25/PS)とされています。

「大人のための高級ハッチバック」というコンセプトのもと、コンパクトなボディーに詰め込んだ上質な装備や快適な走り、またエンジンのダウンサイジングが進む現代で、コンパクトボディーに2.4L/3.5Lを搭載するトヨタ「ブレイド150系」は、独自の魅力を持つ車として印象に残る1台になりました。

トヨタ ブレイド150系人気グレード・モデル解説

「ブレイド」のグレード構成はシンプルで、排気量と装備内容によって大きく2系統に分かれていました。2.4Lエンジンを搭載した標準系と、3.5LのV6エンジンを搭載した「ブレイドマスター」があり、グレードによって装備やデザイン、快適性に差があるのが特徴です。ここでは、人気モデルと各クレードの違いやおすすめグレードについても解説します。

以下の表は、おおまかなグレード構成のイメージです。

排気量グレード例特徴
2.4Lブレイド、ブレイド G高級内装、充実装備、扱いやすいバランス型
3.5Lブレイド マスター、マスター GV6搭載の高性能モデル、上級装備と強力な動力性能

特に「ブレイドマスターG」は、本革シートや専用装備を備えたフラッグシップモデルで、中古車でも人気の高いグレードとなっています。

各グレードの装備差

トヨタ「ブレイド150系」のマイナーチェンジ後、主なラインアップは2.4Lベースグレード「ブレイド」、専用フロントスポイラー、サスペンションに専用チューニングを施したスポーティな「ブレイドSパッケージ」、2.4L/3.5Lにフル本革シート(前席シートヒーター、パワーシート付)を採用した上級「ブレイドG」「ブレイドマスターG」。「ブレイドマスターG」には、専用チューニングを施したサスペンション、大径16インチのディスクブレーキやサイズアップした17インチタイヤ&アルミホイールも採用をしています。

ベースグレードでも高級感のある「ブレイド」ですが、上級「ブレイドG」では、更なる高級感を持つ内装や装備が充実しており、快適性や高級感を求めるドライバー、加えて「ブレイドマスターG」では走りも追求したいドライバーに人気です。装備や走り、デザインの違いを踏まえて自分のニーズに合うグレードを選びましょう。

人気のモデルやおすすめグレード

トヨタ「ブレイド150系」では、上位「ブレイドG」が、上質な内装や高級装備が魅力で、安定した人気があります。加えて「ブレイドG」をベースとした「Version L(バージョンL)」は、エクステリアに専用ボディーカラーや装備で特別感を演出。インテリアでは、高級感あふれるレッドロック色のフル本革シート(前席シートヒーター、パワーシート付)を採用。さらに、メーターフード、アッパーボックス、ドアトリムアッパー、ドアアームレストなどにも本革をあしらうなど、素材や仕上げにこだわった仕様としておすすめです。

トヨタ ブレイド150系の中古車相場

トヨタ「ブレイド150系」は、高級ハッチバックと言う独自のパッケージングで注目を集めており、中古車市場でも一定の流通があります。年式や走行距離、グレード、車両状態によって相場は大きく異なりますが、比較的手頃な価格で高品質な車を入手できる点が特徴です。

激安の中古車相場

トヨタ「ブレイド150系」は、「高級ハッチバック」として走行性能や品質、装備の充実度から高評価を得ています。またボディーサイズも比較的コンパクトで、日本の道路事情にも配慮されているのも特徴です。特に中古車ならではの、コストパフォーマンスの高さも大きなポイントとなっています。中古車相場は初期モデルなら16年以上、販売終了から8年以上が経過しており、中古車市場では40万円程度から選べる魅力的な価格帯です。「ブレイド」は、基本的な信頼性も高く長持ちすることで定評があります。中古車市場では車の性格上、カスタマイズ車も少なく程度の良いノーマル車も見つけやすいと言えます。

グレード・排気量中古車価格帯の目安
2.4Lモデル約40万~100万円前後
3.5L マスター約100万~150万円前後
高年式・低走行装備や状態によりさらに高値となる場合あり

年式や走行距離、2.4Lか3.5L(マスター)かによって価格は大きく変動しますが、一般的な高級ハッチバックとしては手頃な価格帯に収まっていることが多いです。状態の良い個体は早めに売れてしまう傾向があるため、気になる車両を見つけたら、修復歴やメンテナンス履歴をチェックしたうえで早めの検討がおすすめです。

中古車選びのポイントや注意点

トヨタ「ブレイド150系」の中古車選びで重要なのは、年式・走行距離・修復歴や整備記録簿の有無、そして部品の交換履歴をしっかり確認することです。また、価格だけで判断せず、維持費や使い方との相性を総合的に考えることが重要です。高級志向のモデルほどタイヤやブレーキ、サスペンションなどの交換費用も高くなりがちなので、予算に余裕を持って検討しましょう。

  • 2.4Lは燃費とパワーのバランスが良く、日常使い中心の方に向く
  • 3.5Lは圧倒的な加速性能だが、自動車税や燃料代が増えやすい
  • マスターGは装備が充実している分、中古価格と修理費の水準も高め
  • 整備記録簿の有無とトヨタディーラーでの点検履歴は必ず確認

中古車では、1台1台状態も違うので状態を確認しましょう。例えば、エアコンの効きや各スイッチ類の動作確認、サンルーフ装着車であれば雨漏れの確認するのが大切です。可能であれば試乗させてもらいましょう。エンジン音や変速ショック、足回りの異音なども細かくチェックし、自分に合う1台か見極めていきましょう。また、修復歴があっても内容を確認すると軽微な場合もあります。価格だけで決めず、第三者機関の検査済みや保証付きの車両を選ぶなど、総合的な車両状態を見極めることが失敗しないポイントです。

エクステリアデザインの特徴

トヨタ「ブレイド150系」は、エレガントかつ先進的なエクステリアデザインが特徴です。押し出しが強く高級感のあるフロントフェイスや流れるようなボディラインが、上質かつスポーティな印象を与えます。リヤのクリアテールランプにはLEDが採用されており、高級感と視認性を両立しています。全体的に滑らかなサイドシルエットやアルミホイールのデザインも、上級セダンとしての個性を際立たせています。

デザインの特徴

「ブレイド」のデザインは、トヨタの中でも落ち着いた高級感とスポーティさを両立したスタイルが特徴です。フロントマスクはシャープなヘッドライトと重厚感のあるグリルを組み合わせ、プレミアムハッチバックらしい存在感を演出しています。サイドビューは短いオーバーハングと引き締まったキャビンにより、安定感のあるプロポーションとなっています。リアデザインもシンプルで上質な印象を重視しており、派手さよりも大人の落ち着きを感じさせる仕上がりです。全体として、ブレイドは流行に左右されにくい端正なデザインのため、中古車としても古さを感じにくい点が魅力です。

マイナーチェンジ後

2009年12月のマイナーチェンジでは、フロントエンブレム、ヘッドランプ、リアコンビネーションランプやアルミホイールのデザインを変更。カラードサイドプロテクションモールにめっき加飾を施し、フロントフォグランプガーニッシュ、リアバンパーガーニッシュをシルバー塗装とし、高級感を高めています。

ボディサイズ

「ブレイド」のボディサイズは、一般的なコンパクトカーより一回り大きく、ミドルクラスのハッチバックに近い寸法です。全長は日本の立体駐車場にも収まりやすいサイズでありながら、全幅とホイールベースをしっかり確保することで安定した走行性能と室内空間を実現しています。下記は目安となるボディサイズのイメージです。

項目※数値(目安)
全長4260mm
全幅1760mm
全高1515mm
筆者
筆者

このサイズ感により、都市部での取り回しや駐車のしやすさと、高速道路での安定性を両立したハッチバックとして評価されています。

※ボディーサイズ(初期型ベースグレード)4260×1760×1515mm

インテリアの質感と装備

トヨタ「ブレイド150系」のインテリアは、外観のコンパクトさからは想像しにくいほど上質で落ち着いた雰囲気に仕上げられています。シートはホールド性と座り心地を重視し、長距離ドライブでも疲れにくい設計が取られています。

リアシートは、乗る人数や荷物の量に応じて柔軟にアレンジできるのが特徴です。また、荷室はハッチバックらしく開口部が大きく、シートアレンジ次第で大型の荷物も積載しやすくなっているため、日常使いから旅行まで幅広い用途に対応できます。なおインテリアは一部改良で、ラゲージルームの容量を拡大することにより、リヤシートを倒さない状態でのゴルフバッグを横にした積載を可能にしています。

マイナーチェンジ後では、パーキングブレーキをセンターレバー式から足踏み式ブレーキに変更したほか、大型センターコンソールボックスを新設し、収納スペースを拡大。

パワートレインとスペック

「ブレイド」に搭載されたエンジンは2種類で、どちらもクラスを超えたパワーを持つことが特徴です。2.4L直列4気筒エンジンは静粛性と扱いやすさを重視し、街乗りから高速走行までバランスの良い性能を発揮します。一方、3.5L V6エンジンはトヨタの上級モデルにも採用されるユニットで、ハッチバックとしては異例のハイパワーを誇ります。

搭載エンジン

トヨタ「ブレイド150系」のパワーユニットには、2.4L直列4気筒 (2AZ-FE型)167馬力発生と、3.5L V型6気筒 (2GR-FE型)280馬力発生の余裕のある大排気量エンジンを搭載する。2.4Lは、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを持ったSuper CVT-i(自動無段変速機)、FF駆動とアクティブトルクコントロール4WDの選択が可能。3.5Lは、マニュアル感覚の操作が楽しめるパドルシフト付のシーケンシャルシフトマチックを採用した6SuperECTを組み合わせ、FFモデルのみとしています。

走行性能

「ブレイド」の走行性能は、2.4Lと3.5Lという排気量からも分かる通り、一般的なハッチバックを大きく上回る余裕が魅力です。2.4Lモデルは日常走行で扱いやすく、高速道路での合流や追い越しもストレスなくこなせます。一方、3.5Lの「ブレイドマスター」は、V6エンジンによる圧倒的な加速力を誇り、スポーツセダンに匹敵する動力性能を楽しめます。足回りも程よく引き締められており、山道やワインディングでも安定したコーナリング性能を発揮します。主な特徴は以下の通りです。

  • 2.4L:日常域で扱いやすく、高速道路でも余裕のある加速性能
  • 3.5L:V6ならではの滑らかなフィーリングと圧倒的な加速力
  • どちらもトヨタらしい信頼性の高さと耐久性を備える
筆者
筆者

マイナーチェンジ後に「ブレイドマスターG」に採用される6速ATには、「レクサスIS F」にも採用される「SPDS」がトヨタ車で初搭載されています。

走行性能を支えるサスペンション

トヨタ「ブレイド150系」は、高級ハッチバックにふさわしい乗り心地と高い走行性能が大きな魅力です。フロントストラット式/リヤダブルウィッシュボーン式のサスペンションは独立懸架式でハンドリングと路面追従性に優れ、車内への振動も最小限に抑えています。ボディー剛性やブレーキの強化により、街乗りから高速走行まで快適なドライブを楽しめます。

優れた静粛性

「ブレイド」は、カローラベースのハッチバックでありながら、高級車に近い静粛性が持ち味です。エンジンルームやフロア、ドアパネルなどに遮音材が多く使われており、同世代のコンパクトカーと比べても車内に入るロードノイズや風切り音が少なく抑えられています。特に2.4L/3.5Lエンジン搭載車は低回転でトルクに余裕があるため、高速巡航時でもエンジン回転数を抑えた静かなドライブが可能です。長距離移動や通勤での使用でも疲れにくく、家族や同乗者との会話も快適に楽しめる環境が整っています。

優れた快適性

「ブレイド」の快適性は、高級志向のインテリアと充実した装備によって支えられています。シートは厚みとコシがあり、ロングドライブでも腰や背中への負担が少ない設計です。また、装備面ではデュアルエアコンやスマートキー、本革シートやパワーシートなど、当時の上級車に匹敵するアイテムが多数用意されています。

項目装備内容の例
シート本革仕様、パワーシート、シートヒーター(一部グレード)
空調オートエアコン、デュアルエアコン
快適装備スマートキー、クルーズコントロール、ステアリングスイッチ

こうした装備により、コスパの高さを感じられるのが「ブレイド」の強みです。

オーナー体験談・レビュー

ここでは、燃費の目安、故障事例など、購入前に知っておきたいポイントを整理していきます。

燃費の目安

ブレイドは高級志向のハッチバックであり、2.4Lや3.5Lという大きめのエンジンを搭載していることから、燃費はコンパクトカーに比べると悪化傾向です。

ただし、高速道路中心の走り方を心がければ、実燃費をある程度良い状態に保つことも可能です。

  • 2.4Lモデル:街乗りで約8~10km/L前後、高速主体で約11~13km/L程度
  • 3.5L マスター:街乗りで約6~8km/L前後、高速主体で約9~11km/L程度
  • エコドライブ:急加速を避け、タイヤ空気圧やオイル管理を適切に行うことで燃費改善が期待できる

維持費を抑えたい人は、走行パターンや使用頻度を踏まえて、2.4Lか3.5Lかを慎重に選ぶと満足度が高くなります。

故障事例

「ブレイド」は、トヨタらしく基本的な信頼性は高いものの、年式が古くなっているため、経年劣化による故障や部品交換のリスクはあります。代表的な事例としては、足回りのブッシュやショックアブソーバーのヘタリ、電装系スイッチ類の不調、エアコン関連のトラブルなどが挙げられます。また、3.5Lエンジン搭載の「ブレイドマスター」では、定期的なオイル管理を怠るとエンジン内部の負担が大きくなりやすいため、こまめなメンテナンスが重要です。

購入前には点検記録簿や整備履歴を確認し、購入後も信頼できる整備工場やディーラーで定期点検を受けることで、長く安心して楽しむことができます。

まとめ

えーがた

自動車業界が長く、カーディーラーでエンジニア(国家資格整備士)やフロント業務・ディーラー系輸送会社・タイヤ販売店(タイヤアドバイザー資格)での勤務経験もあります。仕事上、新車・中古車18000台以上の様々な車種の運転経験。タイヤ通販歴も20年以上でユーザー目線も活かしたブログ記事でみなさまのハッピーカーライフのお役に立てれば幸いです。

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トヨタ「ブレイド150系」は、コンパクトなハッチバックながら、高級感を兼ね備えた「小さな高級車」とするなど、独自のポジションが魅力です。またパワーユニットにも、このクラスでは異例となる、大排気量3.5L V型6気筒エンジンを搭載する「ブレイドマスター」をラインナップに持ち、高級感と余裕のパワーを併せ持つ高い走行性能で、ユーザーの注目を集めています。中古車市場では手頃な価格帯が多く、現在の相場感はコスパに優れていると言えます。しかし中古車においては、年数も経過し検討時には見極めも必要です。「小さな高級車」トヨタ「ブレイド150系」は、独自の魅力で今後も輝き続ける1台になるでしょう。

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