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【プリウスα40系】新型登場でも注目?!3列シート7人乗りの魅力!中古車相場も解説

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「PRIUS α(プリウス アルファ)40系」は、「ハイブリッド」専用ステーションワゴンとして登場、ワゴンモデルとして、2列5人乗りや3列7人乗りをラインナップに持ち、実用性の高さで注目されたモデルでもあります。「プリウス」の特長である低燃費や環境性能、新技術がもたらす先進性を継承しつつ、広い室内空間を備えるなど様々なユーザーニーズに対応して、発売から約10年のロングセラーで個人・法人やタクシー用途まで幅広く活躍!今回は「プリウス アルファ40系」にピックアップし、ワゴンモデルとしての魅力、進化するエクステリア、実用性を追求したインテリア、グレードの違い、中古車相場まで解説。輝き続ける1台!「プリウス アルファ40系」その魅力に迫っていきます。

筆者
筆者

当該記事は、職業柄延べ18,000台以上の運転経験のある筆者(えーがた)が、印象に残った1台をピックアップして振り返って執筆しています。

プリウスα40系はどんなクルマなのか

「プリウス アルファ40系」は、居住性と積載性を高めたミドルサイズのステーションワゴンとして、2011年5月発売。3代目「プリウス30系」のプラットフォームを活かしながら、ホイールベースを80mm延長して、燃費性能を重視しつつファミリー利用に配慮した設計で、日常の使い勝手と長距離走行の経済性を両立しています。

プリウスとの違い

「プリウス アルファ40系」は「プリウス30系」と比べて荷室と室内長を拡大し、乗車定員やシートアレンジで使い勝手を高めています。

ボディ形状はステーションワゴン寄りで、リア周りの空間確保を優先した設計です。

走行性能やハイブリッドシステムの基本は共通点が多く燃費特性も似ていますが、用途に合わせたチューニング差が存在します。

3列シート7人乗り設定が魅力

「プリウス アルファ40系」は、「プリウス30系」の“トライアングルシルエット”を継承しながら、ルーフ後方に居住性に配慮したフォルムを融合した独自のサイドシルエットを実現。ステーションワゴンとして、5名乗車の2列シート車と7名乗車の3列シート車の2タイプを設定しています。後席は収納や倒立で床下空間を拡大できる設計が多く、2列シート車ではステーションワゴンとして常時、優れた居住性と積載性を持ち、3列シート仕様はトヨタのハイブリッド量産車として初めてリチウムイオン電池を採用。柔軟なシートアレンジで、多人数での移動や送迎まで幅広く対応できる点が魅力です。「プリウス アルファ40系」は、4代目となる「プリウス50系」が発売された後も継続販売され、2021年3月までの約10年間販売されたロングセラーモデルになりました。

  • 家族での移動時に全員が乗れる安心感がある。
  • 平時は荷物を優先し、急な乗車時には簡単にシートを戻せる。
  • 長距離移動でも比較的快適に過ごせる室内設計がされている。

グレード展開と新車価格

「プリウス アルファ40系」当初のグレード展開は、標準グレード「S」と上級の「G」を設定。「S」に法人向けのベーシックモデル「S Lセレクション」、「S」と「G」をベースに17インチアルミホイール、フロント/リヤバンパースポイラーを装備する「Sツーリングセレクション」、「Gツーリングセレクション」加えて開放感あふれる大型の樹脂パノラマルーフを装備する「Gツーリングセレクション・スカイライトパッケージ」を用意。「S」シリーズ(Lセレクション除く)、「G」シリーズに7名乗車の3列シートを追加でラインナップ。新車価格は235万円〜でした。

グレードは装備や内外装の違いで複数設定されており、価格帯は手頃なモデルから上級装備を備えたモデルまで幅があります。以下の表は代表的なグレードと当時の新車価格帯の目安です。

グレード主な特徴新車価格帯(目安)
S基本装備を中心としたエントリーモデル約250〜270万円
G快適装備を充実させた標準モデル約280〜310万円
G’s / 特別仕様内外装を専用チューンした上級仕様約320〜350万円

発売期間と年次改良

「プリウス アルファ40系」は、2011年5月に販売開始され年次改良を経て、2021年3月までの約10年にわたるロングセラーになりました。この期間中の年次改良では、グレードの見直しや安全性能の向上、また内外装でイメージを変えるマイナーチェンジが実施され、ユーザーのニーズに応える進化を遂げました。2021年の生産終了後から現在まで、後継の発売はありませんが、中古車市場でも独自のポジションで人気を維持している1台です。

プリウスα40系はロングセラー輝き続ける1台

「プリウス アルファ40系」は、優れた低燃費や環境性能で大ヒットした3代目「プリウス30系」の新技術がもたらす先進性を継承しつつ、広い室内空間を備えるなど様々なユーザーニーズに対応しているのも特徴です。2列5人乗りや3列7人乗りをラインナップに持ち、ホイールベース延長による居住性の向上、ステーションワゴンタイプのボディーは、ラゲッジスペース拡大に寄与すると共に使い勝手にも優れています。3列7人乗りでは、通常はシートを収納することで広大なラゲッジスペースを確保、使用状況により7名までの乗車が可能となるシートアレンジが魅力です。

パワートレインには、「プリウス30系」に採用する「2ZR-FXE型」1.8L直列4気筒エンジン+モーターを搭載。クラストップ(同排気量、コンパクトミニバンクラスでの比較)の10・15モード走行燃費31.0km/L・JC08モード走行燃費26.2km/Lを実現。「プリウス30系」に比べて約100Kgの重量増があるものの、1.8Lエンジンながら2.4Lエンジンに匹敵する動力性能を持つ「ハイブリッド」特有の出足の軽さや滑らかな走り、静粛性が高く快適性の高い印象も変わらず持っています。

「プリウス アルファ40系」は、登場から約10年にわたり販売されたロングセラーで、基本コンポーネントはも守りつつ進化し続けました。2014年11月のマイナーチェンジでは、開口部を強調したダークグレーメタリックのアンダーグリル、LEDクリアランスランプが、個性的かつ精悍な顔つきを演出。また、赤色インナーレンズを採用するリヤコンビネーションランプが上質感を付与。

その後も、気軽にスポーツドライビングを楽しめる「S ツーリングセレクション・Gs」を(5人乗り/7人乗り)を追加設定。その後も「S ツーリングセレクション・GRスポーツ」と名前を変えて進化。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備し安全性を向上するなど、「プリウス アルファ40系」はロングセラー輝き続ける1台として、進化し続けました!

プリウスα40系の中古車相場

「プリウス アルファ40系」はハイブリッド専用ワゴンとして人気があり、中古車市場でも多くの流通があります。年式や走行距離、グレード、車両状態によって相場は大きく異なりますが、比較的手頃な価格で高品質な車を入手できる点が魅力で、中古車市場でも高い評価を得ています。

現在の価格

「プリウス アルファ40系」は、「ハイブリッド」として走行性能や燃費性能、ワゴンとしての広い車内空間から高評価を得ています。またボディーサイズも比較的コンパクトで、日本の道路事情にも配慮されているのも特徴です。特に中古車ならではの、コストパフォーマンスの高さも大きなポイントとなっています。中古車相場は初期モデルなら14年以上、生産終了から4年以上が経過しており、中古車市場では40万円程度から選べる魅力的な価格帯です。トヨタのハイブリッドシステム「THSⅡ」は、信頼性も高く長持ちすることで定評があります。

中古車選びのポイント注意点

「プリウス アルファ40系」の中古車選びで重要なのは、年式・走行距離・修復歴や整備記録簿の有無、そして部品の交換履歴をしっかり確認することです。特にハイブリッド車では補機バッテリーの他、ハイブリッドバッテリーの状態確認が不可欠です。中古車は、1台1台状態も違うので状態を確認しましょう。例えば、エアコンの効きや各スイッチ類の動作確認、サンルーフ装着車であれば雨漏れの確認するのが大切です。可能であれば試乗させてもらいましょう。また、修復歴があっても内容を確認すると軽微な場合もあります。価格だけで決めず、第三者機関の検査済みや保証付きの車両を選ぶなど、総合的な車両状態を見極めることが失敗しないポイントです。

パワートレインと走行性能

パワートレインには、3代目「プリウス30系」同様にシステム全体の90%以上を新開発したハイブリッドシステム「リダクション機構付のTHS II」を搭載、1.8Lガソリンエンジンにモーターを備え、システム全体で136馬力を発生して2.4L車並の動力性能としている。空力性能にも優れたフォルムや軽量化との相乗効果によって、クラストップ(同排気量コンパクトミニバンクラス)のJC08モード走行燃費26.2km/Lを実現。さらに、標準の走行モードに加え、シーンにあわせて選べる3つのドライブモード「エコドライブモード」「パワーモード」モーターのみで静かな走行を実現する「EVドライブモード」を設定。

エクステリアデザインの特徴

プリウス同様の大型のアンダーグリルを活かし、台形形状の特徴的なバンパーとすることで、より進化したフロントマスクを表現。「トライアングルシルエット」を継承しながら、ルーフ後方に居住性に配慮したフォルムを融合した独自のサイドシルエットとしている。

マイナーチェンジ後では、開口部を強調したダークグレーメタリックのアンダーグリル、LEDクリアランスランプが、個性的かつ精悍な顔つきを演出。また、赤色インナーレンズを採用するリヤコンビネーションランプが上質感を向上している。

インテリアデザインの特徴

インテリアでは、「プリウス30系」と比較してシフトレバーが小型化されステアリングサイド付近に配置エアコンは、センターの吹き出し口を増やすなど冷房効率を上げ、大型のダイヤルで主要な操作ができるなど、操作性が重視されています。

マイナーチェンジ後では、幾何学柄を用いたピアノブラック塗装のセンタークラスターに加え、合成皮革とファブリックを用いたシート表皮(G、G ツーリングセレクション)、合成皮革のアームレストを採用。さらに、マルチインフォメーションディスプレイ(4.2インチTFTカラー)を標準装備とし、視認性とともに質感をより向上。内装色には、室内色とシート表皮にブラックとグレージュの2色をそれぞれに設定。

高い実用性を持つシート設定

乗る人の多様なライフスタイルに応える2列シート車(5人乗り)と3列シート車(7人乗り)の2タイプを設定。

5人乗りの場合

2列シート車はラゲージ容量535Lもの広いラゲージスペースを確保しゴルフバッグ4セットが収納可能。

7人乗りの場合

3列シート車はコンパクトなリチウムイオン電池の採用により最大7人までの乗車可能。2列目のウォーキイン機構と3列目のワンタッチチルトダウン機構を採用しています。

先進の安全装備

安全装備では、レーダークルーズコントロールやLEDヘッドランプなど、数々の先進の装備を搭載。S-VSCや6個のSRSエアバッグ、ヒルスタートアシストコントロールなどを全車標準装備。先進のプリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)を設定しています。

静かなハイブリッド車の接近を歩行者などに知らせる車両接近通報装置を全車標準装備。

マイナーチェンジ後に設定した、車線の逸脱を検知・警告する「レーンディパーチャーアラート(LDA)」、夜間走行時にハイビームとロービームを自動で切り替えられる「オートマチックハイビーム(AHB)」のほか、世界初の「Bi-Beam(バイビーム)LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)」を採用。

まとめ

えーがた

自動車業界が長く、カーディーラーでエンジニア(国家資格整備士)やフロント業務・ディーラー系輸送会社・タイヤ販売店(タイヤアドバイザー資格)での勤務経験もあります。仕事上、新車・中古車18000台以上の様々な車種の運転経験。タイヤ通販歴も20年以上でユーザー目線も活かしたブログ記事でみなさまのハッピーカーライフのお役に立てれば幸いです。

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「プリウス アルファ40系」は、「プリウス」の持つ低燃費・環境性能など新技術がもたらす先進性を継承しつつ広い室内空間を備え、様々なユーザーニーズにも対応し使用状況により7名までの乗車が可能となるシートアレンジが魅力です。中古車市場では手頃な価格帯が多く、現在の相場感はコスパに優れていると言えます。しかし中古車においては、年数も経過し検討時には見極めも必要です。また国内での信頼も厚いメカニズムは、定期的なメンテナンスを行うことで、長持ちする車としても定評があります。新型の登場が期待される中「プリウス アルファ40系」は、独自の魅力で今後も輝き続ける1台になるでしょう。

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